JLPT N2の単語はどう覚える?文脈・語の組み合わせ・毎日の復習から考える

日本語能力試験(JLPT)N2の単語学習でよくある悩みは、未知の語より「字面は知っていても、文の中では判断できない」ことです。日本語の語を訳と結び付けて印を付けるだけでは不十分です。新しい単語を学ぶたびに、使われる場面、前後に来る語、類義表現との違いも確認しましょう。

単語を「まったく知らない」「見覚えはあるのによく間違える」「すでに理解している」の三つに分けます。最初の種類は意味と短文から学び、二つ目は組み合わせや語調を優先して確認し、三つ目は数日後にもう一度確かめれば十分です。覚えた語数より、まだ理解や選択に影響する語に時間を使うことが大切です。

単語を覚えるときは、「品詞は何か」「前後にどんな言葉が付くか」「別の場面でも同じように使えるか」という三つの問いを自分に投げかけてみましょう。例えば、どちらも「変える」という考えを含む語であっても、同じ文にそのまま入れられるとは限りません。訳語一つだけを暗記するより、使い方と文脈を組み合わせて覚えるほうが、前後の内容から適切な語を判断する練習につながります。

類義語に出会っても、辞書の説明を一ページ丸ごとノートに写す必要はありません。二つの短い文を作って、主語、目的語、言葉の調子を比べ、入れ替えられない箇所に印を付けてください。勘で正解した場合も、ほかの選択肢がなぜ適切でないのか説明できるようにします。正誤だけを見ると、たまたま当てた語を次回も混同してしまいがちです。二つの語が同じ一文に入りそうな場合は、どちらが話し手の意図をより適切に表すかも比べてみましょう。同じ訳語に頼って判断するのを防ぐためです。

練習では「新しい語・以前学んだ語・間違えやすい語」を交互に取り入れる方法があります。毎日、まず前回どこで間違えたのかを見直し、次に少数の新しい語を学び、最後に短い文を使って意味を思い出せるか試します。訳を見なくても自然な語の組み合わせを判断できるようになったら、その語は復習の頻度が低いリストに移しましょう。十分に知っている語ばかりに時間を使わず、苦手なところを繰り返し確かめるための工夫です。

語彙を具体的な場面に結び付けてみるのもよい方法です。駅、教室、会議などである発話を耳にしたと想像し、その語がどんな行動や気持ちを指すのか考えてみてください。頭に浮かぶ場面や画像は記憶を助ける手がかりですが、最後は必ず日本語の文に戻って意味と使い方を確かめましょう。絵は思い出せても、その語をどのように使うか説明できないなら、文脈の中で改めて練習する必要があります。

週に一度は間違えた問題を振り返り、その原因を「意味」「語の組み合わせ」「語調」「設問の読み違い」に分類しましょう。翌週は最も多かった種類を重点的に復習し、すべての単語を均等に覚え直そうとしないことがポイントです。あやふやな語を短い文に入れておき、翌日はヒントを見ずに説明し直すと、一時的に見覚えがあるだけなのか、本当に理解できたのかを確かめられます。さらに毎週、最も間違えることの多い二つの語を選び、それぞれ新しい場面の例文を一つずつ作って、使える範囲の違いを説明できるか試してみましょう。

この方法を日々の学習に取り入れる際には、AptenyoのJLPT単語アプリも活用できます。単語カードには場面を描いたイラストがあり、「スマート学習」では優先して学ぶ単語が提示されます。また、単語カードから問題を報告することもできます。まず絵を見て意味を思い出し、それから例文や組み合わせを確かめ、まだ自信のない語を次の復習の重点にしてください。単に見たことのある単語を増やすより、どの場面でどう使われるかを継続して見分けることが大切です。