日本語能力試験(JLPT)N2の文法対策:接続を見てから、意味を判断する

N2の文法を準備するときは、すべての文型を単なる訳語の組み合わせとして扱わないようにしましょう。「接続が分かる」「似た表現の違いを区別できる」「文全体の流れに入れられる」の三つに分けて考えると整理しやすくなります。文法形式を選ぶ問題だけでなく、文の組み立てや文章の中での文法のつながりも練習します。毎回、その問題がどんな判断を求めているのかを見分けてから取りかかりましょう。

1.接続は最初のふるい

空欄を見たら、まず前を確認します。動詞のどの形が来ているのか、名詞なのか、形容詞なのかを見て、そのあとで後ろの構造を確かめます。候補の文型の意味が近くても、接続の条件が合わなければ、細かい語感を先に議論する必要はありません。接続が覚えにくいものは、「前に付く形+自分で書いた短い一文」の小さなカードを作ると、訳だけを暗記するよりはっきりします。

2.紛らわしい文型を、一つずつ孤立させて覚えない

二つの表現がどちらも「たとえ~でも」や「~のため」と訳せるとき、本当の違いは、語調、使える場面、文中での立場にあることが多いです。学習するときは、似た文型を同じページに並べ、「共通点」「入れ替えられない条件」「例文」の順に書きましょう。例文は主語や時間を自分で変えてみて、元の判断が成り立つかを確かめます。決まった答えだけを覚えることを避けられます。

3.組み立て問題は、つながる部分から探す

並べ替える語句のまとまりは、一つ目の空欄から最後まで順に推測する必要はありません。まず、文法的に必ず隣り合う結び付き、たとえば修飾する語と修飾される語を探します。そのあとで、対になった部分を文全体に入れて確認します。読み終えたら、主語と述語は合っているか、助詞は適切か、文全体が自然な意味を表しているかを確かめましょう。読みやすそうに見える並べ方がすべて正しいわけではありません。

4.文章の文法は前後の文をよく見る

段落の中にある文法の選択肢は、前の文と後ろの文を読み、内容が逆接、追加、原因、結論のどれになっているかを見ます。一つの空欄の近くの言葉だけで選ぶと、筆者の論の進め方を見落としやすくなります。まず段落を自分の言葉で要約してから、つなぎ方に戻って、選択肢が段落全体の意味を保つかどうか確認する方法もあります。

5.間違いの記録には、原因を書く

問題のまとまりを解くごとに、誤りを「接続の覚え違い」「意味が近すぎた」「文脈を見なかった」「区切り方の誤り」に分けましょう。偶然当たった問題も振り返ってください。当たったことは、説明できることとは違います。復習では答えを隠し、ほかの選択肢がなぜ合わないかを説明します。説明できなければ、場面を変えてもう一度練習しましょう。

6.短いサイクルで練習のリズムを保つ

一週間のうちに、接続、紛らわしい文型、組み立てを順に練習し、そのあとで問題タイプを混ぜて、まとめて見直す方法があります。大切なのは、どの問題でも判断の根拠を言えることです。何度もつまずく問題は疑問点を記録して次回に確かめ、一問に練習時間を使い切らないようにしましょう。同じ文型を、まず肯定文で書いてから否定文にして、接続や語気が変わるかを観察するのもよい方法です。決まった例文しか選べないと感じたら、人物や場面を変えて書き直し、変更するたびに成り立つ理由を口に出して説明します。説明しにくい点は間違いノートに記録し、次は訳を隠してから判断し直してください。

7.学んだ規則をアプリでの練習に取り入れる

Aptenyo JLPT 文法アプリには、現在、接続、中心的な意味、文体、例文を並べて比べられる「紛らわしい文型をまとめて比べるカード」があります。例文には日本語の音声が付き、一部には訳の音声もあります。N2で現在収録されている比較カードは多くなく、1組です。N2の練習では、自分の誤りの原因のメモをこの一組と照らし合わせ、そのほかの文型は接続、文脈、誤りの原因の整理を中心に進めましょう。「見分けられる」から「理由を説明できる」へと練習を進めることが、毎日の復習で追う価値のある上達です。