日本語能力試験(JLPT)N4の文法対策:接続を見てから、文脈で判断する
N4の文法でよくある困難は、文型をまったく知らないことではなく、似た表現がどれも同じ文に入りそうに見えることです。ノートに訳を長く並べるより、それぞれの表現について三つのことを記録しましょう。どんな形の後に付くか、どんな場面でよく使うか、近い表現とどんな制限の違いがあるかです。これらの問いに答えられると、問題で条件に合わない選択肢を一つずつ外せるようになり、復習の方向もはっきりします。まず自分が学んだ内容を整理し、新しい項目を急いで増やさないようにしてください。
1.空欄の前後を最初に見る
文法の選択問題では、まず空欄の前の動詞、形容詞、名詞の形を読み、そのあとで選択肢の接続の条件を照らし合わせます。形が合わなければ、母語での意味が近くても成り立たないことがあります。接続の確認を通った候補を、文全体に戻して意味を比べましょう。そのうえで、否定、時制、文末の語気も観察し、空欄の直前の一字だけを見ないようにします。「接続の確認」と「意味の確認」を二回に分けると、印象だけで当てずっぽうに選ぶことが減ります。これは練習の手順であり、すべての問題に使える近道ではありません。
2.似た文型の比較カードを作る
二列か三列の小さなカードを作り、左側に共通の意味、真ん中に形と組み合わせ、右側に違いを見分けられる場面を書きます。一回に比べる文型は少なくし、似た表現を一度に表へ詰め込まないでください。場面は近いけれど話し手の意図が違う短い文を二つ自分で作り、なぜ違う形を使うのかを説明します。例文は自分で書いて繰り返し確かめるもので、既存の問題文を写す必要はありません。他の人に違いを説明できるようになれば、訳を覚えただけではなくなります。
3.組み立て問題は、つながる部分を先に探す
並べ替えのタイプでは、各部分の品詞、助詞、修飾関係を判断し、最も自然に隣り合う組み合わせを見つけてから、文全体が通じるか確認します。最初からすべての並べ方を試す必要はありません。見慣れた部分があるからといって、それと組み合わせる形を無視するのも避けましょう。完成したら文頭から文末まで通して読み、主題、時間、動作の関係が合っているか確かめます。長く行き詰まった問題には印を付け、あとで見直す練習をするのは、ほかの問題の時間を残す方法の一つです。
4.文章全体を読んでから文章の文法を処理する
文章中の文法の空欄は、一文だけを問うとは限りません。その段落が説明、理由、逆接、まとめのどれなのかをつかみ、そのうえで空欄の周りの指示語やつなぎの表現を見ます。選択肢が一文だけで自然でも、前後の論理に合っていなければなりません。答え合わせでは、誤りを「接続が合わない」「意味が合わない」「段落の関係を誤った」に分けます。翌日に新しい自作の例文でもう一度練習すれば、前の問題の答えだけを覚えたのではなく、原則を理解したと確認できます。
5.復習を繰り返せる流れにする
三回に分ける方法があります。まず短時間で混同しやすい形を見直し、次に少しの問題を解いて判断の根拠を書き、最後に理由を説明しにくい文型だけを復習します。Aptenyo JLPT 文法アプリには、接続、中心的な意味、文体、例文を並べて確認できる「紛らわしい文型をまとめて比べるカード」があります。一部の例文には日本語の音声と、訳の音声が付いています。これらは比較や訂正の補助に向いており、特定の点数や試験結果を約束するものではありません。ここで紹介した手順は学習のヒントなので、自分のレベルに合わせて調整してください。